2023年10月14日(土)

信号機の富士山

山梨県富士吉田市新屋1-1 富士浅間神社東

信号機

小さな富士山を載せた信号機を見つけた。頂上の部分が抜けているので、雲をバックにすると雪をかぶった赤富士に見える。朝日がちょうど正面から当たって、燦然と輝いている。

富士山

真冬でも真夏でもなく、春から初夏にかけたぐらいの頃の感じだろうか。頂上に適度に雪が残った、シンボリックな富士山のイメージだ。

今日の富士山は、これとは違った黒々とした姿を見せている。先日5日に初冠雪を観測したばかりなので、山頂が微かに白くなってはいるものの、全体としては逆光でもないのに影絵のようなシルエットになっている。

雪は無くても、富士山の魅力に変わりはない。きれいに八の字を描いた端正な姿が美しい。そして、すぐ近くにそびえるその存在感に圧倒される。

霊峰富士として昔から畏敬の念をもって仰がれてきたその姿は、雪があろうとなかろうと損なわれることは無く、絶対の存在として君臨している。