2023年10月14日(土)

富士スピードウェイ

静岡県駿東郡小山町大御神 富士スピードウェイ西ゲート

モニュメント

東京2020大会の自転車ロードレースが武蔵野の森公園から富士スピードウェイまでのコースで競われると聞いた時、最初は富士山麓にあるゴールまで一体何キロあるのだろう、そんなに遠くまで自転車で行けるものなのだろうかと思った。

富士山

女子のコースがほぼ寄り道なしで147kmと知って想像していたよりも遠くないなと思ったものの、男子はそれに富士山麓一周が付加されて244km。それを女子は4時間前後、男子は6時間ちょっと(※)で走り抜けると聞いて、さすがにオリンピック選手は凄いと驚いたものだ。

今日のわたしは富士山駅まで電車で輪行して、そこからここまで30kmちょっと。自転車の解体・組立てや多少の休憩はあるものの、電車に乗っていた時間も込みで7時間かかった。オリンピックならもうすべての選手がゴールし終わった後だ。

ゲートの向こうから聞こえるレーシングカーの走行音は遠く、静かで、別の世界で起きていることのように思えた。それがコロナ禍の中で開催されたオリンピックの距離感に似ているような気がして、なんだかやるせない気持ちになった。

※ 優勝記録は、男子Richard Carapaz-Ecuador、6:05:26、女子Anna Kiesenhofer-Austria、3:52:45 (パレード走行10km除く)

銘  文