鳥居原ふれあいの館のマンホール
神奈川県相模原市緑区鳥屋1674
今年(2023)の3月にお披露目された相模原市緑区の中山間地域PRマンホール蓋には、2種類のデザインパターンがある。東京2020オリンピック自転車ロードレース競技のレガシーとして開催されているTour of Japan 相模原ステージをモチーフにしたものと、区内の小学生が区内の風景をデザインしたものだ。
宮ヶ瀬湖畔にある鳥居原ふれあいの館には、両方のパターンのデザインマンホールが設置されている。
Tour of Japanデザインの方はわかりやすいのだが、鳥屋(とや)小学校の4年生がデザインした方は少し説明がいるかもしれない。
描かれているのは地域のお祭りで奉納される鳥屋の獅子舞と丹沢の白馬、そして四季折々に見える星座がその周りを囲んでいる。
「丹沢の白馬」というのは、丹沢の最高峰・蛭ヶ岳の東側にある鬼ヶ岩ノ頭の白馬尾根に現れる雪形だ。北アルプスの白馬岳など雪が解けた形が馬などに見える例が多い中で、こちらは雪が降り始めた1月頃にその名の通り真っ白な馬が現れるのだそうだ。
地元の鳥屋集落からはもちろん、八王子辺りからも見えるというので、いつか見られたらいいなと思う。