東京2020オリンピック自転車競技（ロード）スタート地点
東京都府中市朝日町3-5 武蔵野の森公園
東京2020大会ロードレースのスタートは武蔵野の森公園だった。それほど広く無い園内の通路を100人以上の選手たちが、マラソンならともかく自転車で走るとは想像もしていなかったので、公園西側のスタジアム通りを封鎖して使うのかと思ったら、本当に公園の中からスタートしたのでびっくりした。
そのスタート地点近くに記念の銘板が立てられている。
選手たちはここから修景池の北側を回り東側の裏門から大沢グラウンド通りに出て北へ、野川公園入口を右折して人見街道を走り、東八道路の基督教大裏門交差点を左折して西へ進んで行った。
多摩川の是政橋までの10kmは、パレード走行といわれる足慣らしの区間で、レース記録には含まれない。パレードといっても国旗を振ったり派手なパフォーマンスをするわけではなく、選手たちは前後左右にほとんど車間距離を取らずに集団走行をするので顔も見えない。
それでもカラフルなジャージ姿の一団が走って行く様子は、パレードと言うのにふさわしい華やかさがあった。コロナ禍が無ければ沿道には大勢の観客が詰めかけて賑やかなパレードになっただろうと思っても、それはもう過ぎた昔のこと。今日の武蔵野の森公園にはほとんど人影もなく、そんなことがあったのが嘘のように静まりかえっていた。