2023年11月16日(木)

防 潮 堤

福島県いわき市平沼ノ内浜街

端

いわき七浜海道は防潮堤の上を走る。つまり、あの時いわき市も津波に襲われ、その対策のために沿岸のほとんどに防潮堤が築かれたのだ。

海岸

被災地を旅すると、高くそびえた防潮堤で海が見えずに残念な思いをすることが多い。だから、その上を走ってしまおうといういわき七浜海道の取組みはいいアイデアだと思う。

のんきにサイクリングロードを走っていると忘れそうになるが、弁天岬に当たって堤が切れたところでその断面を見てハッとした。あの日いわきを襲った津波の高さは4〜6m。防潮堤は海面から7〜8mの高さで整備されている。

振り返ってみると、海岸線に延々と続く堤防が見える。味気ない景色だけれどやむを得ないことなのだ。

ひっきりなしに白波が打ち寄せている。津波は怖いけれど、海はいつも恐ろしいばかりではない。沿岸にはいい波の来るサーフポイントが多数あるそうだ。