旧・新湊市のマンホール
富山県射水市海王町1 新湊きっときと市場前
新湊きっときと市場駐車場の入口付近で見つけたのは、旧・新湊市のマンホール。いわゆる平成の大合併で射水市になる前に設置されたものだ。
現在の富山新港の場所にはかつて放生津潟と呼ばれた潟湖があり、富山湾との境を越中浜往来(浜街道)が通っていた。マンホールにデザインされた松並木は、その街道の松だろうか。
この松林は「奈呉の林」と呼ばれ、奥州へ落ちのびる途中に源義経と弁慶が通った場所として「義経記」に名前が出てくるそうだ。
松は新湊市の木でもある。
放生津潟には人に害をなす大亀の伝説があり、明和4年(1767)に亀を封じるために島を造って弁才天を祀ったという。松の後ろに灯籠と島らしきものが見える。
新湊市はもうないので、マンホールのデザインに関する情報を見つけることはできなかった。それでいろいろ推測してみたのだが、当たっているだろうか。