「まれ」 と 揚げ浜式塩田
(塩の駅 輪島塩) 石川県輪島市町野町大川17
(輪島ドラマ記念館) 石川県輪島市河井町1-38
朝ドラ(NHK連続テレビ小説)に登場した、田中泯が演じる塩つくり職人が印象的だった。揚げ浜式という製法で、塩田の中央に立って桶に入れた海水を豪快に撒く姿が美しい。さすがはダンサーの田中泯らしいと思った。
さてあれはなんという作品だったか。
印象的な爺さんが出てくるので思い浮かんだ名前は「あまちゃん」(2013)。でもあれは「琥珀の勉さん」(塩見三省)だった。
その答えは「塩の駅 輪島塩」を訪ねてわかった。土屋太鳳が主演した「まれ」(2015)だった。
ここにはドラマの撮影でも使われた揚げ浜式塩田と資料館が併設されていて、実際に古来からの伝統技術を使って製塩をしている。写真はデモンストレーションなので塩田の外から撒いているが、実際には田中泯がやったように、塩田中央にある囲いの中から海水を撒く。乾いた砂を集めて海水で洗い、濃度の上がった塩水を焚き上げて塩をとるのだそうだ。
輪島朝市入口のいろは橋のたもとには、ドラマのロケセットなどを展示する輪島ドラマ記念館が建っている。