たぬき通り
東京都台東区浅草1-15、-16 と -22の間
オレンジ通りの中ほどから西へ入った路地にたぬきの像が並んでいる。12体のたぬきたちのおなかを撫でると、金運や家内安全、美容と健康などの願いをかなえてくれる御利益があるそうだ。
明治維新のとき、 戦場になった上野の山からたくさんのたぬきたちが浅草に避難してきて、土地のたぬきと縄張りを争って一触即発のにらみ合いになったという。
その様子を見た長老たぬきがみんなに観音様の慈悲を説き、心を改め修行を積んだ12匹のたぬきたちが願掛けたぬきとなってここに祀られている。
写真を撮っていると、外国人の観光客を乗せた人力車がやって来た。車引きが大きな声でたぬき通りの観光案内をしている。通りの出口に差し掛かったところで、「ここに一番大切なたぬきがいます」と言った後、「I love money !」と叫んだので笑ってしまった。
そこには千両小判を抱えた「招運タヌキ」が祀られていた。