2024年1月29日(月)

爪 木 崎

静岡県下田市須崎 爪木崎自然公園

灯台

300万本の野水仙が咲くという爪木崎に行ってきた。花の盛りは過ぎていたけれど、赤いアロエの花も残っていて、海の青、水仙の白、アロエの赤、そして緑。カラフルな景色と甘い匂いが春の訪れを感じさせてくれた。

水仙

今月末までの予定で開催されている水仙まつりは今年が第58回。途中休止がないとすれば、1966年が第1回ということになる。野水仙の群生地だったところを地元の人たちが手入れして花を増やし、観光名所に育て上げたのだそうだ。

陸の孤島といわれていた下田に伊豆急行が開通したのがその5年前の1961年のこと。たくさんの観光客に来てもらいたいと盛り上がったことだろう。

平日のせいか訪れる人たちは少なく、ほとんどは年配者だ。コロナ後に全国で猛威を振るっているインバウンドの影響もここまでは及んでいないように見える。静かな景色に心が和む。

地元の人たちはもっと観光客が来てほしいというかもしれないけれど、わたしにはこのくらいがちょうどいい。静けさに満たされるのか賑わいを求めるか。難しい問題だ。