2024年1月29日(月)

俵磯(柱状節理)

静岡県下田市須崎 爪木崎自然公園

柱状節理

柱状節理の断面を見たのは初めてかもしれない。今までに各地で見てきた景色は、その名のとおり柱を立てたような縦方向の景観にばかり気を取られていたのだ。

断面

ちょうどスポットライトが当たったかのように見えた柱状節理の断面は、亀の甲とも呼ばれる化学の構造式に似て、まさに自然の摂理を図式化しているかのように見えた。

柱状の石は俵石と呼ばれ、江戸時代には建設用石材として重宝されたという。加工の手間なく石柱が手に入るわけだから便利だったことだろう。

柱状の石で造られた景色は角角していて、LEGOブロックで組み上げたジオラマのようだ。あんな風にカラフルだったら面白いのにな、とふと思った。

(伊豆半島ジオバークの説明板): 海底から姿をあらわした須崎半島 | 爪木崎の俵磯