熊
(案内標識) 静岡県浜松市天竜区二俣町二俣1091付近
「月」に続いてまたまた不思議な地名を見つけた。
「熊」。案内標識では読みがKuma(くま)となっているが、地元では「くんま」と呼び習わしていて「くんま水車の里」という道の駅がある。
山の中でこの標識に出会うと、いかにも「この先クマ出没注意」みたいで驚く。実際にクマの多い地域なのかもしれない。
写真の標識と別のところでは、路面凍結による通行注意の電光掲示板に天竜区熊の地名が入っていて、「注意」「熊」という字のならびにドキッとさせられた。
実際には、このあたりではクマよりもシカに注意しなければならないようだ。動物注意の標識にはシカが描かれ、天竜川の上流域を走っているJR飯田線ではシカとの接触によるダイヤ乱れが頻発している。
そういえば以前阿蘇山にドライブに行ったとき、運転していた地元の人から「ほら、クマさんシカさんがたくさん走っていますよ」と言われたことを思い出した。九州には「熊」(熊本)「鹿」(鹿児島)ナンバーの車がたくさん走っているという笑い話だった。ここでも、そんなのんきな話で済めばいいんだけどね。