2024年4月12日(金)

上り急勾配12%

福島県双葉郡広野町折木正木内205付近

下り

真っ平らな田んぼの道に「上り急勾配12%」の標識が立っていた。まぁまぁこのくらいなら何とかなると思いながらゆるゆると登っていた山道に現れて「うぇ!」とさせられるやつだ。

桜

どこにそんな坂が?と思って見ると、常磐線が前を横切っていてその下をくぐるガードの先にそれらしい道が見える。線路で視界が遮られているので、急に急坂が現れてビックリしないようにというサインらしい。

福島県東部の太平洋岸、いわゆる浜通りでは阿武隈高地が海に迫っていて、楢葉町海岸で見てきたように断崖絶壁となって海に切れ落ちるような地形になっているところも多い。道はその高台の上を通っていて、時々横切る川を渡る時に急坂を上り下りさせられる。

だからこの坂は特に珍しい急坂というわけではないのだけれど、わざわざ標識が立っていたのがおもしろくて写真を撮ってきた。坂道は緩くカーブをしているので、坂の上にも「下り急勾配12%」の標識が立っている。

ちょうど桜が満開になっていて、坂を上る人を応援しているように見えた。

上り急勾配12%の標識