2024年5月24日(金)

旧制松本高等学校跡

長野県松本市県3-1-1 あがたの森公園

階段

松本駅前からまっすぐに東へ延びる県道(あがたの森通り)が突き当たった丁字路の奥は、大正8年(1919)に開校した旧制松本高等学校の跡地だ。まさに高校の通学路として敷かれたかのように、道路は駅と学校を一直線に結んでいる。

本館

旧制高校は戦後新制の信州大学となり、昭和48年(1973)に現在の旭町キャンパスに移転後の跡地は、あがたの森公園となって市民の憩いの場となっている。

文化財として残された旧校舎はあがたの森文化会館として図書館、会議室や各種イベントなどに利用されているというので入ってみた。映画E.T.に出てくる宇宙人の口のような玄関をくぐるのは少し勇気がいる。

建物の中に人影は無く、ギィギィと軋む廊下にどきどきする。不法侵入しているわけではないのに、自然と抜き足差し足という感じになってしまう自分がおかしい。廊下の奥に復元・公開されていた当時の校長室だけをササッと見て、逃げるように帰ってきた。

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