恋し浜駅
岩手県大船渡市三陸町綾里字小石浜
最近はどこへ行っても「恋」に出会う。
と言っても、アバンチュールの話ではない。若い人たち、特に女性に来てほしいと思っている観光地が、何でもかんでも愛や恋に絡めてアピールしてくるのだ。
恋し浜駅も元は小石浜だったものを、地元の養殖ホタテのブランド名「恋し浜」にちなんで2009年に改名したのだそうだ。
駅名表示は月夜の海をイメージしたロマンチックなものに変えられ、鳴らすと恋の願いが叶うと言う「幸せの鐘」も設置された。待合室には震災復興や恋愛成就の願い事が書かれた恋し浜ホタテの貝殻の絵馬が鈴なりになっている。
列車は停車時間を長めにとってくれるので、写真を撮ったりあれこれするには十分に余裕がある。三鉄はそういうところが気が利いている。
もう恋には縁のない年になっても、やっぱり心ウキウキ、楽しい気分になってしまうのはなぜなのかな。