2024年6月25日(火)

十和田市現代美術館

青森県十和田市西二番町10-9

沼地

天井から何かがぶら下がっている。ぶら下がっているというよりは、天井の上に顔を出している動物を下(水中?)から見ているという状況のようだ。天井に開いた穴の下に椅子が置かれていて、天井裏を覗いてみよと言っている。

光の橋

さて、椅子の上に上って何が見えるかはお楽しみ。ぶら下がっていたのはアザラシだった。

「光の橋」は未来に通じるタイムトンネルのようでもあり、宇宙船の内部の通路のようにも見えた。その効果のせいで、すぐそこにあるはずの景色が遠くに見える。ただ遠いだけではなく、到達できない異世界のようにさえ思えてしまう。

その橋の先に、オノヨーコの「平和の鐘」が見えた。平和とは願ってもたどり着けないものなのだろうか。ウクライナやガザのニュースを思い出し、そんな皮肉な思いが胸の内に湧いてきて悲しくなった。

十和田市現代美術館の展示作品はほとんどが撮影OK。入場料のいらないアート広場やまちなかにもたくさんの作品が展示されている。あとで写真を見返すと、自分の鑑賞のポイントというか、作品をどう見ていたかがわかっておもしろい。

ザンプランド | 光の橋 | 平和の鐘

フラワー・ホース | アンノウン・マス