釜 石 駅
岩手県釜石市鈴子町22-5
JR釜石駅の正面に星座の間を縫って走る銀河鉄道をイメージしたディスプレイが飾られていた。花巻と釜石を結ぶJR釜石線は、宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」をイメージして「銀河ドリームライン釜石線」の愛称で呼ばれている。
釜石線の各駅には抒情的なイラストの描かれた駅名標が設置され、エスペラント語の愛称もつけられている。エスペラントは世界共通語となるべく開発された人工言語で、その理想に共鳴した賢治の作品にも影響を与えている。
ちなみに釜石駅の愛称は「La Oceano(ラ・オツェアーノ:大洋)」だ。
昨年(2023)まではC56が牽引するSL銀河に乗って銀河鉄道の旅を味わうことができたのだが、老朽化のため営業を終了し、現在は観光列車(のってたのしい列車)「ひなび(陽旅)」が運行している。釜石駅には沿線のゆるキャラたちに囲まれた「ひなび」の模型が飾られていた。
ちなみにゆるキャラは左から、花巻市公認地域キャラクター「フラワーロールちゃん」、遠野市公式キャラクター「カリンちゃん」、住田町観光PRキャラクター「すみっこ」、そして岩手県釜石市イメージキャラクター「かまリン」だ。