こもれびの里
東京都立川市泉町 昭和記念公園
しばらく来なかった間に、昭和記念公園の一角に一昔前の農村風景を再現したエリアができていた。「こもれびの里」としてオープンしたのは平成19年(2007)。その後にも来たことはあるはずだが記憶にない。公園が広すぎてここまでは来なかったのだろう。
立派な長屋門のある茅葺屋根の古民家の前には田んぼが広がり、田に水を引く水車がゆっくりと回っている。収穫を待つ稲穂の傍らでは、ぽつぽつと彼岸花が咲き始めていた。
建物は狛江市の石井家から移築されたものだという。だとすれば、狛江の泉龍寺や亀塚古墳あたりを散歩した時に見たことがあったかもしれない。
思いがけないところで古い知り合いにあったような不思議な気分。どこの民家園を訪ねても感じる懐かしさが、今日はいつもより少しだけ身近な感じがした。