SHIROBAKO
東京都武蔵野市境2-2-3 武蔵境駅北口ロータリー角 ほか
制作現場にはトラブルがつきものだ。図面通りに物を作る「製作」ではなく、アニメーションやゲームなどクリエイティブなものを作る「制作」。種類の異なる様々な工程に大勢の担当者が絡むから、絵コンテができなかったり作画が間に合わなかったり、まさに文字通りの音がするほどにバタバタするのだ。
"SHIROBAKO"の舞台になるアニメーション制作会社で主人公は次から次へとトラブルに見舞われる。それは脚色されたお話かと思いきや実際によくある事だったりするので笑えない、と思いつつも楽しく見てしまう。
タイトルになった「白箱」とは完パケ(納品用の完成メディア、完全パッケージの略)前に、スタッフ向けに配られる最終確認用メディアのことで、当初はラベルも何もない白いケースに入ったVHSテープが使われたことからこう呼ばれているのだそうだ。
テレビアニメの放送(2014年)から10年が経ち、アニメ業界を巡る環境も世の中の状勢もいろいろと変ってきているけれど、現場は今でもあいかわらずドタバタしているんだろうか。