くじらの大ちゃん
茨城県ひたちなか市平磯町1034地先 平磯海水浴場
今日は大洗・ひたち海浜シーサイドルートを走っているはずなのだが、現地にはその名を示す案内が見当たらない。代わりに目についたのが「大ちゃんロード」「大ちゃん通り」という名前だ。
道案内にはオレンジ色のクジラに乗って遊ぶ子どもの絵が描かれているけれど、大ちゃんは子どもではなくクジラの方。昭和58年(1983)から40年以上もの間愛されてきた平磯海水浴場名物の鯨の形をした遊具の名前だ。
背中には滑り台が載っていて、沖合にぷかぷかと浮ぶ大ちゃんで遊ぶことを目標にして泳ぎを練習する子どもたちも多いのだとか。今はオフシーズンなので浜辺でゆっくり休んでいる。
大ちゃん通りの南北端付近には波に乗ってジャンプする鯨の像が建っている。添えられた説明によれば、地元では鯨に追われた魚の群れを網にかける「鯨まわし」という漁があるそうだ。大ちゃんはそれに倣ってたくさんの海水浴客たちを捕まえている、というわけだね。