那珂湊駅
茨城県ひたちなか市釈迦町22-2
ひたちなか海浜鉄道・那珂湊駅では、大正2年(1913)開業当時からの駅舎が今も現役で使用されている。しかもこの木造の小さな駅舎は、同社の本社でもあるのだ。
構内には同社の車両基地である湊機関区があり、保存車両と共に趣のある風景を見ることができる。
ホームには鉄道のレールで作られた鳥居が建っている。ひたちなか開運鐵道神社の一の鳥居で、本殿である阿字ヶ浦駅に対して那珂湊駅は拝殿ということになっている。二つの駅を結ぶ路線は参道で、各駅の商店街はその仲見世通りという位置付けだ(※)。
グッドデザイン賞(2015年度)を受賞したユニークな駅名標も見ものだ。
※ 参道、拝殿、本殿の位置関係が本来の姿とは違っているけれど、余計なことは言わないことにしよう