2024年11月1日(金)

鉄道のまち こくぶんじ

東京都国分寺市光町2-8-38 公益財団法人鉄道総合技術研究所正門前

位置

最近の乗り物のデザインはどれも顔が怖くて苦手だ。車も鉄道も皆一様にライトが細くて横長の、睨みつけるような眼をしている。わたしが子どもの頃は、フェラーリもフェアレディZも新幹線もみんな真ん丸目玉のかわいい顔をしていた。

マンホール

そのかわいかったころの新幹線のマンホールが国分寺に設置された。デザインされているのは向い側のひかりプラザに展示されている試験車両951形。初代0系をベースにした丸顔を継承している。

951形は、以前来た時にあった生垣が取り払われて全体がよく見えるようになった。そうしてみると運転台より前の部分が0系より少し長いような気がする。

目(ライト)が前の方にあるので鼻は普通だが、最近の新幹線は目より前の鼻がぐんぐん伸びている。東北新幹線「はやぶさ」のE5系は約15m。開発中の次世代機ALFA-Xは20m超になるそうだ。

技術の進歩はいろいろなものを変えていく。それはいいことだと思うけれど、わたしには時代遅れでもほのぼのとした味わいのある昔が懐かしい。

試験車両951形