国分寺三百年野菜 こくベジ
東京都国分寺市戸倉4-48-4付近 戸倉通り
マンホールを探して戸倉通りを走って行くと、突然正面にトトロ似の大きなトピアリーが現れて驚いた。道路が鉤型に折れる角に立ってこちらを睨んでいる。すざきというエクステリアの会社の看板キャラクターらしい(※)。
それはそれとして、見つけたマンホールには「国分寺三百年野菜 こくベジ」と書かれていた。当地で約300年前に行われた新田開発をきっかけに国分寺の農業が始まったということからうまれたキャッチフレーズだ。国分寺は農業を大切にしている。
マンホールのまわりに農地は見当たらなかったけれど、地図を見ると周囲は見事に短冊形に仕切られた地割になっていた。江戸時代の新田開発の名残が今も残っているのだ。
国分寺で農業と言って思い出すのは、20年以上前に恋ヶ窪で出会った、花がたくさん植えられた空き地の片隅の露店で野菜を売っていたおばあさん。もうあの場所がどこだったのか、今はどうなっているのかもわからないけれど、なぜか今も思い出してはほのぼのとした気分になっている。
※ 所在地 :東京都国分寺市富士本2-31-7 株式会社すざき