鵜ノ尾埼灯台
福島県相馬市尾浜松川
浜通りを旅していると、とにかく海の広いことに感動する。
いつも走りまわっている武蔵野・多摩地区に海は無く、東京湾ではすぐ対岸に千葉が見えて狭苦しい。江の島まで行っても伊豆半島と三浦半島に視界を遮られる。瀬戸内海には島がたくさんあって大海原感がない。
最初に見た時は震災の記憶もあって打ち寄せる波を素直に喜べなかったけれど、今は少し余裕をもって海を見ることができる。大きな波を見ても「サーフィンができたら楽しいだろうな」と思えるようになった。
鵜ノ尾埼から今昇ったばかりの朝日を浴びてキラキラと輝いている水平線を見て、海のむこうには未来があると信じていた子どもの頃の気持ちがよみがえってきた。
もうしばらく海外旅行に行っていない。そろそろどこかに行きたいなぁと思って思い浮かべるのは、小笠原、屋久島、対馬、…あれ、外国じゃない!?
昔から海外に憧れはあったけれど、それは飛行機でビューンと飛んで行く異郷の地ではなく、こうして見ていた水平線の向こうの文字通りの「海外」だったんだなと改めて気がついた。