阿弥陀寺
福島県南相馬市鹿島区南屋形字前畑168
大イチョウが天を衝いてそびえている。樹高30m超という、遠くからも目立つその大きさに圧倒される。まだ黄葉は始まったばかり。まだまだ緑の葉を茂らせて元気いっぱいだ。
山門の脇に黄色い小さな実をたくさんつけた木が枝を広げていた。たぶん栴檀(せんだん)ではないかと思う。イチョウよりもこちらの方が、秋の雰囲気を感じさせてくれる。
ここまでに寄ってきたどこの神社でもお寺でも、それなりの歴史はあるはずなのに、いわゆる由緒書きが見当たらなかった。それが震災によって失われたものなのか、そういうことを喧伝する文化がないのかはわからない。
観光協会のHPによれば阿弥陀寺の創建は応永13年(1406)。開基の際に植えたとされるイチョウは樹齢600年を越えている計算だ。ここでも現地には案内が無かったけれど、この大イチョウの存在がお寺の長い歴史を伝えている。