立石周辺の秋
福島県南相馬市鹿島区上栃窪
観光案内で名所として紹介されている「立石」には、真野ダム(はやま湖)へ登る県道268号から分かれて500mほど渓谷沿いの道を行く。三角定規の二辺の底辺をわたしは水平に進み、県道は斜辺を上っていく。
立石に着いて振り返ってみると、はるか上に急角度で上っていく白いガードレールが見えて思わず「うげっ」と呻いた。
巨大な記念碑のような奇岩を見て元の道に戻る。路肩に上り勾配7%の標識を見てやれやれと思った先で視界が開けた。
秋の陽を浴びて紅葉の山がキラキラと光っている。路肩から覗き込むと、谷川が岩壁に阻まれて大きく迂回していく様子が見える。その谷底から山の上までのダイナミックな景色が素晴らしい。
別に上りがきつくて足を止めたわけじゃないよ、とする必要もない言い訳をつぶやきながらゴールに向かってこぎ出した。