大きくなあれ 二代目桐の木
桐:キリ科 落葉高木
昭和11年(1936年)若木で植えられ大樹となった桐の木は、小田急線複々線化高架化に伴う駅周辺再開発の際に、ミニコミ紙「みんなの窓」に掲載した”まちの声”がきっかけで広がった地域からの要望が通って生き残りました。80年以上、祖師谷のまちの移り変わりを見守り続け、毎年紫色の見事な花と香りで地域の人に親しまれてきました。
しかし、樹木医の診断で腐朽が進んでいることが判明し倒木の危険もあるため、初代桐の木は、惜しまれつつ2020年(令和2年)1月その一生を終えました。
後継樹を植えることになり、伐採前に採取した種を、身近なまちづくり推進協議会緑化環境部会と砧公園管理事務所で大切に育て、先代のDNAを受け継いだ二代目桐の木が2022年(令和4年)3月駅前広場の完成とともに戻ってきました。