石灰石採掘場
東京都青梅市成木8-315-2(北小曾木神明神社)
吹上トンネルの先でいったん成木街道を離れ、ショートカットして北小曽木川沿いの道を走る。赤仁田というバス停の前にある神明神社の参道にヤマユリの花が見えたので一休みすることにした。
急な階段を上って境内に立つと山間の集落が一望にできる。特別なものはないけれど良い景色だ。
目の前の道を大型トラックが頻繁に往き来する。同じようにみえる道もところによって微妙に狭かったりするようで、待避所でもなんでもない所で対向車を待って止まっているトラックに何度も出会った。そんな窮屈な道をヒヤヒヤしながら走ってきた緊張がしばしほぐれてほっとする。
周辺には石灰石の採掘場が幾つもあり、トラックはそこに出入りしているのだ。航空写真で見ると、一面の緑の中にまるで爆弾を落としたように点在する灰白色の穴(採掘場)が不気味だ。
この地域の石灰採掘には400年以上の歴史があるという。採掘場にはいることはできないけれど、バス路線の終点・北小曽木バス停の先に教育委員会の説明板が立っており、その後ろに石灰石の露頭を見ることができる。