大滝
東京都青梅市成木7丁目-1562の先(常盤林道)
升ヶ滝を目指して成木川を遡り岩茸石山の登山口に着くと、駐車スペースにいた年配のご夫婦に「この先に大きな(おぉぉきな)岩があるから見てくると良い」と誘われて、もう一登り、分岐を右手に別れる常盤林道を登るハメになった。
苔むした路面は雨に濡れて滑りやすい。時々空回りするタイヤをなだめなだめ坂道を登っていくと10分ほどで、件の大岩が左手の成木川対岸に現れた。道の脇には車の待避所ほどのスペースもあり、大岩とその右手から落ちてくる沢の流れを見ながら休憩するにはちょうど良い。
と思って自転車を降りると、「大滝」と書かれた立て札を見つけた。改めて耳を澄ますと足下から轟々と瀑布の音がする。滝の姿はどこにも見えないが、どうやら林道の真下に隠れているようだ。
沢に降りて対岸に取り付き、木の根に掴まりながら向かいから合流する沢との出会いに降りてみると、はたして、三段のきれいな滝が姿を現した。大滝とは言うけれど高さは5〜6mほど。先に見てきた白糸の滝よりも小さく見えるけれど雰囲気は満点だ。
結果は違ったけれど、あのおじさんに感謝しなければ。