2011年11月17日(木)

寸庭川 上滝・下滝

東京都西多摩郡奥多摩町小丹波字寸庭

下滝

青梅街道の古里駅前と古里附橋の信号の真ん中あたりから分かれて、多摩川へ斜めに降りていく道を下っていくと、二人連れのおばさんハイカーに道を聞かれた。「すんばばし」に行きたいのだという。寸庭橋(すにわばし)はこの道をまっすぐに降りたところ、迷いようのない一本道なのだが、ハイカーも里の人も姿が見えないので寂しくなったのかもしれない。

上滝

その寸庭橋のたもとから、多摩川の右岸沿いに鳩ノ巣渓谷まで行く遊歩道が設けられている。遊歩道を5分ほど行ったところで左手から流れこんでくるのが寸庭川。遊歩道の鉄橋の下に滝が落ちている(左写真)。山側の奥にも滝が見える(右写真)。夏ならば涼を取るのにちょうど良い休憩ポイントだ。

写真を撮っていると、先ほどの二人組が追いついてきた。

「こんにちは、あんたみたいなお兄さん見なかった?……あっ、さっきの人や。赤い自転車探して追いかけて来たのよ。鳩ノ巣渓谷へはこの道を行けばいいのよね。」

二言三言言葉を交わしてお別れした。山の中ではこういう出会いが心に残る。行ってらっしゃい、お気を付けて。