秋の高幡不動尊
東京都日野市高幡733
夜にはライトアップもある高幡不動尊のもみじまつりには二つの顔がある。一つは、大きな建物が並ぶ境内で大勢の参詣者と一緒に見る賑やかな紅葉。もう一つは、高幡城趾のある裏山に登り、山内八十八ヶ所巡拝コースをめぐりながら静かに味わう山の紅葉。
わたしが高幡不動尊に惹かれるのは、日本庭園の疑似山水ではなく、本当の山の紅葉が見られるところ。高尾山や奥多摩の山とは違うけれど、軽いハイキング気分も楽しめる。
ところで、高幡不動尊で写真を撮る時は、いつも五重塔の入る構図を選んでしまう。何と組み合わせても見栄えがするのだが、紅葉とでは赤に赤でうまくない。それでイチョウと並べてみた。
ところがこのイチョウ、せっかく二本並んでいるので間に赤い塔をもってきたいのだが、手前の松の木と被ってうまくアレンジできないのが残念だ。まぁ、きっちり真ん中ではなく、少し隠れた方が構図に変化があって良い、と言うことにしておこうか。