2012年2月28日(火)

三井の森公園

東京都杉並区高井戸東1-28-2

まつぼっくり

古き武蔵野の面影を残す森に入っていくと、テーブルの上に、誰が置いたか松ぼっくりが並べてあった。ベンチに腰掛け、松ぼっくりを手に取りながら、森中を駆け回ってそれを集めてきた小さな手(おそらく)、小さな笑顔(たぶん)に思いを馳せる。

パークシティ

豊かな緑に包まれている時はもちろん、こうして葉を落とした裸の枝ばかりが目立つ季節でも、森の中に歩み入ると不思議に心が落ち着く。ホッと音を立ててからだから息が漏れるのがわかるほどだ。

隣の旧・三井上高井戸運動場跡地では大規模な住宅開発が進んでいる。再開発にあたっては環境保護の観点から反対する意見も多いが、三井側はこの森を残し、まちづくりの中にも多くの樹木とゆとりのある空間を残して環境に配慮した開発を計画しているようだ。

あちこちで、緑豊かな豪邸や古い施設があっという間に潰され、跡地にはマッチ箱を並べたような戸建て住宅やコンクリートの塊ばかりが目立つ大きなビルが建てられる例を見て残念に思ってきた。それに比べれば、まだここは良い方ではないかという気がする。贔屓をするつもりはないけれど、旧財閥三井の懐の深さを感じると言っては、反対派の人たちに怒られるかな。

三井の森公園について