香梅園
東京都墨田区文花2-5-8(香取神社)
安藤広重の錦絵で有名な亀戸の梅屋敷(清香庵)の北にも、かつて小村井梅園という梅の名所があった。同じように明治時代の水害で失われてしまったが、香取神社の境内に再建され、「香梅園」と名付けられて今も多くの人を集めている。
参道の両側に植え込みがあり、社殿に向かって右手の梅園には散策路も設けられているけれど、かなりギュウギュウ詰めに植えられているので、外から眺めて楽しむ方がオススメだ。梅らしい侘び寂び感はないけれど、枝垂れ梅が多いので華やかな印象を受ける。記念撮影のバックにちょうど良い。
西の方には、先月末に竣工したばかりのスカイツリーがよく見える。振り返ってみると、今まで東京タワーや新宿の高層ビルなどを背景に意識したことはあまりないのだが、「スカイツリーと何々」という写真はあちこちで撮った気がする。新しい景観として意識しているということもあるけれど、さすがに634mの偉容はどこからでもフレームに飛び込んで来て外すことができない。これからもツリーを入れて撮るか、巧みに避けた構図を工夫するか。思案のしどころだ。
香取神社由緒 | 小村井梅園の由来 || 亀戸の梅屋敷(清香庵)跡