長沼公園のカタクリ
東京都八王子市長沼町517付近
今年はなかなかなかなか春が来なかった。立春から春分の日までの間に吹くはずの春一番が今年は記録されず、梅の開花は例年より一月以上も遅れている。
もう4月になって一週間が経つというのに風は冷たく、花びらが反りきらないカタクリの花は、咲こうか咲くまいか迷っているように見える。
カタクリとしてみると中途半端ではあるけれど、普通の花なら充分に花開いた状態だろう。これはこれで悪くないかもしれないと思って撮った一枚。中央の花の花びらがどう見ても一枚多い。通常は6枚なのに7枚あるのだ。見間違いかと思って目を凝らし、見る角度を変えたりもするのだけれど、なにぶんにもカタクリは保護柵に守られていて容易に近づくことができない。
白い花と同じようにこれも突然変異なのか、よくあることなのか、はたまた単なる勘違いか。気になって仕方がない。