2012年5月12日(土) | (2014年4月27日(日))

愛宕神社のツツジ

東京都青梅市柚木町1-105-1

手水舎

梅の季節が終わった梅郷には訪れる人も少なくひっそりとしているけれど、まだまだ見所があると聞いて吉川英治記念館の裏山にある愛宕神社を訪ねてみた。

遠望

神社には麓の鳥居から100段近い急な石段を一直線に登って行く。その参道の両側を彩るツツジが素晴らしいと聞いてきたのだが、残念ながら花の盛りは過ぎてしまい、緋毛氈を敷いたように赤い花びらが石段を埋めていた。その風情に侘び寂びめいたものを感じながら登っていく。

とりあえず、わずかに残った花を写真に納めて、あとは境内からの展望を楽しむことにした。多摩川の谷にひしめく家々と、それをやさしく包み込む山の緑、広い空が平和な世界を見下ろしている。

もうすぐ開業するスカイツリーからの展望が話題になっているけれど、高さ350m(第一)/450m(第二展望台)は高すぎる。神の目、鳥の目でみる別世界ではなく、足もとが繋がっている、自分も属している同じ世界として見る眺めがわたしは好きだ。

梅郷の里からここまで標高差はせいぜい4〜50mぐらいだろう。そのくらいがわたしにはちょうど良い。

(2014/04/27) 再訪して右の写真を入れ替えました。今度は少し早かったようです。