あじさいの路
東京都調布市西つつじケ丘4-22-6(調和小学校)西側
梅林、菜の花畑、ツツジ山、バラ園、蓮田、萩寺、…。花の後ろに付く場所の名称について、わたしにはだいたいこんなイメージがある。アジサイの場合は、「あじさいの小径」だ。
実際に今まで行ったなかでそれに近いのは府中市郷土の森の「あじさいの小径」と飛鳥山の「飛鳥の小径」ぐらいで、飛鳥の小径の訪問記には、『「紫陽花」を冠につけた言葉の筆頭は、なんと言ってもあじさい寺…』なんて書いているけれど、それは一般的な話。わたしの思いは別なのだ。
アジサイは家の垣根、それも日の当たる表通りではなくちょっと暗くてじめじめした裏側に咲いているイメージがわたしのなかにはある。あるいは山道の沢沿い。やっぱり暗くて湿った感じ。でもアジサイが咲いていることで明るく見える。そんな心休まる小径。
調和小学校の西側に「あじさいの路」ができた。調布市の花いっぱい運動に協調して大町自治会の有志がアジサイ花壇を整備したものだ。野川散歩に、また一つ楽しみが増えた。