夜の多摩サイ
東京都府中市住吉町5-19地先
寝坊をしたのに無理をして日原まで遠出をしたので帰りが遅くなった。羽村の堰ではまだ暮れ残っていた日も、府中の京王線鉄橋まで来た時にはすっかり落ちて真っ暗になってしまった。
今日は滝を見に行ったので三脚を持っている。ちょうど良いので休憩がてらに夜のサイクリングロードを撮ってみることにした。
鉄橋を渡る京王線はまっすぐな光の線になって、銀河を渡るスターライトエクスプレスみたいだ。
多摩サイでは、走り過ぎる自転車が路面を照らす光の輪だけが写った。知らない人が見れば街路灯の明かりだと思うかもしれないが、サイクリングロードにはその手の照明が一切無いから、誰も通らなければ写真の手前側のように真っ暗だ。ある意味心霊写真のようなものが出来てしまったかもしれない。
土手の下を行く車のライトが眩しい。これが目眩ましになって、暗いサイクリングロードがますます暗く見える。自転車でも最近のライトは強力なので対向車が来ると目がくらむ。ハット気がつくと、目の前に歩行者やランナーがいてヒヤッとさせられることがある。
明るいうちに走るのが何よりだ。