2012年9月20日(木)

ニュー新橋ビル

東京都港区新橋2-16-1

ニュー新橋ビル

ある事柄を世の中の人がどう考えているか。若い人に意見を聞くのは渋谷ハチ公前、中年のサラリーマンの場合は新橋のSL広場というのが、おおかたの相場になっているようだ。丸の内という場合もあって、その場合、丸の内はしらふの中堅層、新橋で対象になる人の方が年齢層が上で酔っぱらっていることが多い、と思うのはわたしの偏見だろうか。

ガード下

そんな新橋のカオスの象徴が、JRガード下の(失礼ながら)得体の知れないお店と、SL広場前のニュー新橋ビルではないだろうか。

真っ白な格子があみだくじのように壁面を多う外見は一見モダンに見えるけれど、なかには飲食店や金券ショップ、パチンコ店やゲーセン、雀荘、風俗店などが雑多に詰まって迷路のようになっている。ウロウロしているお客さんは、少ない小遣いを何とか節約して飲み代を稼ごうとか、上司の目をかすめて仕事をさぼろうとか、そんな狡っ辛い考えをもっている輩ばかり、あっ、これもわたしの偏見。昔はわたしもその一員だった。

設計は松田平田坂本設計事務所(現松田平田設計)。昭和46年(1971)に戦後の闇市の記憶を封じ込めるように建てられ、そのままその記憶を引きずっているように見える。あっ、また偏見だね。