2012年10月10日(水)

東武鉄道 浅草駅

東京都台東区花川戸1-4-1

浅草駅

東京スカイツリーが開業して「とうきょうスカイツリー」駅に改称した業平橋駅は、明治35年(1902)に吾妻橋駅として開業後、明治43年(1910)からしばらく浅草駅を名乗っていた。当時はここが東武伊勢崎線の始発駅だったのだ。

昭和6年(1931)に路線が隅田川を渡って現在地まで延伸され、浅草雷門駅(昭和20年(1945)から浅草駅)が開業した時に業平橋駅に変更された。

浅草雷門駅の開業当時、デパート(松屋)と一体となった駅ビルは珍しく(関東の私鉄では五反田駅(東急池上線)の白木屋に継いで2番目)、その後、続々と誕生した百貨店併設型ターミナル駅の先駆けとなるものだった。

その浅草駅が、スカイツリー開業に合わせたこの5月に、開業当時のネオ・ルネサンス調の外観(久野節設計)を復元してリニューアルオープンした。

全体に江戸から昭和の雰囲気を残す浅草の町に、アール・デコの建築がよく似合う。ピカピカの平成・スカイツリーといぶし銀の昭和・浅草駅。なかなか良い取り合わせだ。

東京メトロ銀座線浅草駅