ブラジル大使館
東京都港区北青山2-11-12
真っ赤なイタリア文化会館を見に行く途中に、同じように派手な色遣いのブラジル大使館に寄ってみた。キラー通りから路地に入った住宅地にあるけれど、特に景観問題になっているとは聞いたことがない。
映画のスクリーンのように広がったガラス窓を覆う赤い縦縞、青い入口、そして黄色くて大きな円柱。ラテン系の陽気な色遣いが楽しい。設計は日系二世の建築家ルイ・オータケ、1983年竣工。
先週訪れた時には全体を納めきれずに良い写真が撮れなかったので、今日また行ってみると、なにやらアート作品の制作が行われていた。
描いているのは日系三世のハミルトン・ヨコタ(Titifreak)ら2人のアーティストで、制作過程はネット中継されているという。今日(11月5日)が最終日で、このあと2ヶ月ほど展示されるそうだ。
Titifreakは、東日本大震災のあと石巻の仮設住宅の壁にグラフィティアートを描いて話題になった人だ。引きこもりがちだったお年寄りたちが作品を見るために外へ出て、まわりの人たちと交流するきっかけになったという。
今回の作品のテーマは「おばあちゃんの家」。温かみのある楽しい作品だ。