2012年11月5日(月)

Ao<アオ>

東京都港区北青山3-11-7

Ao<アオ>

ちびでぶとやせのっぽの漫才コンビ。ちっさい方にこづかれておっきい方が「うっ」と身をよじったところ。なんでやねん。

ビルの下の方がすぼまっているのは、日照権の関係らしい。こういう形にすることで周囲に落とす影の面積を減らして建築基準をクリアしているのだという。よく考えたものだなぁ、と思うけれど、コンピュータでシミュレーションして造ったのだろう。紙の図面を描いていた時代には考えられないデザインだ。

アルミの窓枠を細かく配して全体にメタリックな感じになっている。アルミフォイルで覆ったところが、ビルの形をいじったらシワシワになってしまった、って感じ?

クリムトの「接吻」で男性が着ているガウンの模様のようなモンドリアン風のファサードは、夜にはカラフルな照明で華麗に彩られる。自転車散歩では夜の姿が見られないのが残念だ。

設計は日本設計、2009年竣工。