赤坂見附跡
東京都千代田区紀尾井町1番地
東京メトロ丸ノ内線・銀座線と有楽町線・半蔵門線・南北線の乗換駅は、前者が赤坂見附駅、後者が永田町駅でお互いが地下通路で連絡している。
大手町駅のように同じ名前でも乗り換えに地下通路を延々と歩かされる場合もあれば、日比谷・有楽町駅やこの駅のように違う駅の扱いになっている場合もあって、地下鉄初心者の頃はけっこう悩まされた。
で、その赤坂見附駅の名前の由来になった赤坂御門跡(赤坂見附)が永田町の駅前にある。だったらこっちが赤坂見附駅じゃないか、と思うが、発掘されたのが一番最後に建設された南北線の工事の際だったので間に合わなかった。
前を通っている国道246号(大山街道)は西から渋谷・赤坂を経て都心へと向かう主要道路だけれど、なぜか永田町を抜けるこの区間をいままでに走ったことがなかった。車も心なしか皆見附の交差点を右折して溜池の方へ避けていくような気がする。
敵の侵入を防ぐための赤坂御門はなくなってしまったけれど、周辺には官庁街を警戒する警官・警備員が辻ごとに立って物々しい。意識はしなくてもつい避けたくなる心理が働いているらしい。赤坂見附は今も影響力を示している。