中野坂上交番
東京都中野区本町1-32-3
青梅街道と山手通りが交差する中野坂上交差点のそれぞれの角には、90年代後半の再開発で建った高層ビルが聳えている。それに合わせて交番も高層化してこんなになった。
…というわけではない。前を歩いている人の大きさと比べて、せいぜい4階建てぐらいか。新宿三井ビルにも似た黒いガラス窓が特徴的だ。
とはいえ交番で4階建てなら十分に高層ビルと言えるかもしれない。仮眠室と倉庫だけではスペースが余ってしまう。一体、あの中は何に使われているのだろう。
実はマジックミラーになった窓の内側には特殊部隊が潜んでいて、青梅街道を東進して首都東京に侵入する外敵を監視しているのでは?
水平にガラス窓を仕切っている枠をそのまま信じれば10階建てということになる。実はウンパ・ルンパ(※)みたいなこびとがたくさん勤務していて、周辺の高層ビルにある企業のネット情報をハックして諜報活動を行ったり、交通情報をコントロールして恣意的に渋滞を作ったりといった怪しい活動の基地になっているのかもしれない。
一階のお巡りさんが半分居眠りをしているみたいに見えるのは、まさにそんな緊張状態をカムフラージュするための演技なのだ。
って、…考えすぎ。
※ 「ウンパ・ルンパ」は、映画「チャーリーとチョコレート工場」(2005)でチョコレート工場に勤務するこびと。大勢いるけれど全員同じ顔、同じ服装、同じ背格好で、歌と踊りがうまい