2013年1月2日(水)

一般参賀

東京都千代田区千代田1-1

一般参賀

新聞に寄れば、今年の一般参賀には約7万8千人が訪れたという。天皇家のお出ましは5回だったので、平均すると1回あたり1万5千人ということになる。

騎馬警官

そのわりには入場前に待たされることはなく、皇居前広場の受付で厳重な手荷物・身体検査を通過すると、通勤ラッシュ並の行列に押し流されて、あれよあれよという間に二重橋を渡って宮殿前に運ばれた。皇居ってやっぱり広いんだな。

天皇陛下が宮殿のベランダに現れると、一斉に小旗が振られ、あたり一面が日の丸の赤と白で埋め尽くされた。「日の丸」という言葉に神経を尖らせる方もいるけれど、ほとんどの人は駅伝の応援で新聞社の旗を振るのと変わらない気分でいるように見える。あちこちから携帯やデジカメを掲げた手がにょきにょきと出ている。

「これからもみなで被災地に心を寄せて過ごしていきたいと思います。」

こういう言葉はその辺の人が言っても空々しく聞こえるけれど、陛下がおっしゃるとストンと胸に落ちてくる。なんだかんだ言っても、やっぱり皇室は人びとの支えになっているのかな、と思った。