2013年2月23日(土)

レッテルは両山堂

東京都台東区池之端2-3-20 株式会社両山堂印刷所

レッテルの両山堂

仕事ができないヤツは無駄飯食らいのレッテルを貼られてしまう。「嘘つき」とか「女たらし」とか貼られるレッテルに良いものはないけれど、そもそも「レッテル」ってなんだ?

三軒

語源はオランダ語の"letter"で商品などに貼り付ける札、今の言葉ではラベルのことだ。「レッテルを貼る」という慣用句だけが残ってレッテルは死語になったかと思っていたら、こんな看板を見つけた。

「レッテルは上野池の端両山堂」。ビルヂングと同じようなレトロな語感と風情のある建物がよく似合う。三軒並んだ真ん中の三角屋根の建物には「株式會社両山堂印刷所工場」と書かれている。紙を扱う会社なので火事に強いように大谷石を用いて、昭和29年(1954)に建てられたのだそうだ。

レッテルの始まりは平山秀山堂の「シタダシレッテル」(値札シール)。シタダシというのは、たぶん切手のように裏に付いた糊を舌を出して舐めたからだろうか。谷中墓地にある創業者の墓所にレッテル開祖の碑が建っている。

レッテル開祖の碑