2012年10月10日(水)

横綱千代の富士像

東京都台東区谷中1-7-15 玉林寺

横綱千代の富士像

一時期大相撲を夢中で見ていた時期があった。社会人になりたての頃、ちょうど千代の富士が初優勝してから引退するまでの時期と重なっている。精悍な顔つきから「ウルフ」と呼ばれていた彼の一挙手一投足に一喜一憂していたことを思い出す。

ウルフ

ほんの数回だが国技館へ相撲観戦に行ったこともあるのだが、一度目は休場、二度目には引退していたので千代の富士の相撲を生で見たことがないのが心残りだ。

相次いで北勝海や旭富士も引退して若貴時代を迎えると、わたしの相撲熱は冷めてしまい、外国人力士ばかりになってしまった今の相撲界は誰が誰やらまったくわからなくなってしまった。

シイノキの古木があると聞いて立ち寄った玉林寺で、思いがけず千代の富士の像に出合って、当時のことを懐かしく思い出した。目的だったシイノキは本堂の裏にあって見ることができなかったけれど、手ぶらで帰ることにならなくてよかった。谷中の町には思い出が似合う気がする。

※ 建立碑には「相撲界唯一の国民栄誉賞」とありますが、その後、2013年1月に亡くなった元横綱・大鵬にも国民栄誉賞が贈られました

横綱千代の富士像建立の碑 | 玉林寺のシイ