2013年3月18日(月)

東急東横線渋谷駅

東京都渋谷区渋谷2-24-20

東急東横線渋谷駅

16日から東急東横線と東京メトロ副都心線との直通運転が始まり、東横線の渋谷駅が地下に移動した。切替の前当日は新旧の渋谷駅を記憶に留めようとする人が大勢集まってたいへんな騒ぎだったらしい。

遅ればせながら、営業の終わった渋谷地上駅を見に行ってきた。メガネを並べたような風変わりな駅舎も、無くなるかと思うと惜しい気もする。

ヒカリエ

写真を撮った時には気づかなかったが、改めて見ると駅前広場にものすごい数のバスがひしめいている。電車と地下鉄が集中していることは承知していたが、バスもこんなことになっていたとは驚きだ。

もう一つ、写真を見て気がついたのが手前の工事現場に掲げられた「地図に残る仕事」というキャッチコピー。大成建設が平成4年(1992)頃から使用しているものだ。

このコピーを新聞の一面広告で初めて見た時は、ちょうど自分の子供が物心つき始めた頃だった。いつも家にいない父親が「会社」というところで何をしているのか、子供達にわかってもらえているのだろうかと不安に思っていた時に、なんてうらやましい仕事なんだろうと思ったことを思い出す。

ヒカリエが建ち、駅が地下に潜り、渋谷駅のまわりはこれからどんどん変わっていく。いくつもの地図と記憶に残る仕事が、たくさんのお父さんたちの手で成し遂げられていくのだ。