染井吉野桜記念公園
東京都豊島区駒込2-2-1
東京では、昨日22日に気象庁から桜満開宣言が発表された。週末と重なり、桜の名所はどこもお花見の人で大賑わいとなることだろう。
桜の開花・満開宣言に使われるのは、靖国神社境内のソメイヨシノ。ほとんどの人が「お花見」「桜」といって思い浮かべるであろうこの品種は、一説には、江戸時代末に染井村(現在の駒込)の植木屋によって作られたとされている。誕生については諸説あるものの、桜の名所である京都の吉野にあやかって「染井吉野」と名付け全国に広めたと言う意味では、ソメイヨシノ発祥の地が染井村であるというのは間違いではないようだ。
JR駒込駅前には、ソメイヨシノ発祥を記念した公園が作られ記念碑が建っている。桜の木はまだ若くソメイヨシノ誕生の歴史を語るにはちょっと荷が重そうだ。人間で言うなら、先人が惜しげもなく捨ててしまった地名にまつわる地域の歴史を若い人たちが掘り起こして町おこしに頑張っている、みたいな感じ。
園内には、ソメイヨシノの元になったエドヒガンとオオシマザクラも植えられている。
(参考)2013年の東京の桜開花宣言は、3月16日でした。