2013年4月22日(月)

御前山

東京都西多摩郡奥多摩町境

富士山

やっぱり富士山は山の上から見るのがいい。奥多摩湖からうんしょうんしょと急坂を登ってきて、御前山の山頂直下で急に開けた視界の先に富士山が見えた時には、思わず「富士山だ!」と歓声を上げてしまった。

石尾根

下界で見る富士山は、遠い山並みのそのまた奥の、手の届かない別世界にいるように見える。神々しい世界に住まう霊峰。素晴らしさは認めるけれど、実はいまいちピンと来ていない感じ。

山に登ってみる富士山は、この足もとの地面が続いた先にいる同じ世界の仲間。峰々の上に君臨する盟主として、わたしの目に映る。近しいが故に、その大きさ美しさが直截胸に響いてくる。

今日は久しぶりに自転車を降りて、山登りにやってきた。毎年この季節になると学生時代の新歓合宿(山岳部)を思い出して、山に行きたいと思ってきたのだが、とうとう登山復活。しかし、やっぱり体はしんどくなっている。

こんな素晴らしい景色を普通に見ていた昔の自分がうらやましい。