駒込駅のツツジ
東京都豊島区駒込2-1-1
駒込は植木の町だ。現在はビルだらけになってしまったけれど、江戸時代には一帯が植物公園に見えるほどに植木屋が集中していたという。
JR駒込駅の開業は明治43年(1910)。近隣の植木屋が集まって駅にツツジを植えたのだという。まだ植木の里としての駒込が元気な頃だった。
切り通しになった駅の両側の斜面を埋め尽くすツツジが見事だ。満開の時期に電車が駅に滑り込むと、窓の外は右も左も赤紫一色に染まって、都内では珍しい素敵な車窓風景を楽しめる。
今日は自転車散歩なので外から見るのだが、立地の関係で残念ながら全体のごく一部しか見ることができない。入場券を買えば良いのだけれど、自転車を止めておく場所がないのであきらめた。
まだ咲き具合は本調子じゃないみたいだからいいや、…と負け惜しみを言っておこう。