二の丸庭園のツツジ
東京都千代田区千代田1-1(皇居東御苑)
テーブル状にきれいに刈り込まれたツツジが、色とりどりのモザイク模様になって庭園を彩っている。木洩れ日のまだら模様も、それはそれなりで悪くないかも。
大手門から皇居東御苑にはいって二の丸庭園へ向かうと、まず新緑の雑木林に迎えられる。木洩れ日の中を散策する道は気持ちいい。ゆっくりと歩きたいのだが、木々の隙間から見えるツツジの艶やかさに惹かれてつい早足になってしまう。あぁ、なんと小心なわたし。
林を抜けると一面のツツジに、思わず歓声が上がる。その彩りもさることながら、よく手入れされた刈り込みの仕上がりも素晴らしい。明治45年に建てられ、昭和43年にここに移築された諏訪の茶屋の優雅な姿がいいアクセントになっている。
ツツジと並んで今の時期に見ごろなのはシャガの花だ。木の間を埋めるように雑木林の底一面に咲いている。花はきれいなのに、咲いている場所が木陰で暗いという点が残念ではあるけれど、シャガからすれば余計なお世話と言うところだろうか。